女性の薄毛の原因とストレスは関係している！？対策・改善方法は

昔から髪は女の命などと言われてきました。髪の毛の綺麗さはそのまま容姿だったりあるいは健康だったりという面からも非常に重要視されています。しかし、ストレス社会と言われる現代だからでしょうか。女性にも薄毛という問題を抱える人が増えてきたのです。
 
芸能人でも薄毛をカミングアウトする女性は増えていますね。歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんや中川翔子さんなどはよく出てきます。声優の平野綾さんなどは自身のブログで「わたしはげてますよー！」と公開しましたね。

また、ストレスが直接的に原因になっている薄毛も増えています。一時期、芸能人の松井一代さんは介護ストレスが原因で円形脱毛症になっていた話題になりました。
 
女性の薄毛というのは、男性特有の男性ホルモンのバランスの乱れや遺伝とは少し異なる、特有の脱毛原因があります。当然、日々のストレスという問題はありますが、その内容が男性の薄毛とは明らかに異なっています。
 
しかし、基本的には薄毛は対策と改善方法を間違えなければ必ず治ると言われています。諦める必要はありません。それでは、薄毛のストレスの関係をもう少し詳しく見ていきましょう。

男性の薄毛、はげ、或いは男性の日々のストレスの主な原因は、食生活や仕事による生活習慣の乱れなどが指摘されます。毎日夜遅くまで飲んでいたり、或いは残業で全然帰れない・全然寝られないといった問題ですね。加えて、ラーメンや丼ぶりものなどの偏った食生活も男性の薄毛の原因です。
 
一方で、女性の薄毛の原因もストレスが主因と言われているのですが、このストレスというカテゴリーが少し異なっています。女性の薄毛の原因となりがちのストレスとは以下のとおりです。

• (1)加齢
• (2)出産・生理
• (3)経口避妊薬
• (4)ダイエットや食生活の乱れ
• (5)過度のヘアケア
• (6)生活習慣の乱れ

女性のストレスはホルモンバランスまで崩してしまいます。ホルモンは体の中で一定の決まった量を保つことで人体が正常に動作するようにしています。しかし、女性がストレスを感じることによってそのバランスが崩れてしまうのです。

まずストレスを感じると男性ホルモンが増加していきます。男性ホルモンが増加すると自然に抜け毛を促進してしますホルモンが増えていき、結果薄毛になってしまうのです。よってストレスはホルモンバランスを崩し抜け毛に直結してしまうのです。

また、女性の薄毛と言われた場合、以下の２点に大きく分けられます。

• (1)FAGA（びまん性脱毛症）
• (2)円形脱毛症

 
FAGAは、男性型脱毛症（AGA）の女性版と考えてください。「女性男性型脱毛症(FAGA=FemaleAGA)」といいます。びまん性脱毛症とも言い、部分的でなく、全体的に薄毛が発生するのが特徴です。
 
一方、円形脱毛症は、頭髪の一部が猛烈に抜けていく症状です。丸い窪みのようになってしまうので、この名前が付けられています。一時は強烈なストレスで髪が抜けるということで話題になりましたが、今では少し認識が違うようです。

FAGA（女性男性型脱毛症）、別名びまん性脱毛症は部分的ではなく頭髪全体が薄くなるのが特徴です。そのため、進行自体に気が付かない場合も多く、目立った症状が出始めた時にはかなり進行していたなどということも少なくありません。テレビの芸能人などでもあれ？と思われる方、時々いませんか？そのくらい自分では気が付かなかったりします。

基本的にAGAは男性ホルモンが原因です。女性なのに男性ホルモン？と気になる方もおられるでしょうが、FAGAでは、この男性ホルモンに影響を与える女性ホルモンが原因になります。加齢やストレスなどにより女性ホルモンが減って薄毛の原因になるのです。
 
女性のAGAを「FAGA」と呼び、男性のAGAと区別するのは理由があるのです。脱毛パターンが異なるのです。女性のAGAは頭髪が弱く細まり全体的にボリュームが減っていきます。男性の所謂「はげ」と言われるような状況にはなりにくく、薄毛という表現が適している状態になります。

女性でもはげになってしまうとして、一時期話題になりました、円形脱毛症。芸能人でも悩まされる人はいて、歌手の西川貴教さんや女優の藤原紀香さんなどは代表的な例でしょう。
 
その時は「極度のストレス」が原因と言われていましたが、研究が進み、今では「自己免疫疾患」と捉えられています。ストレスは円形脱毛症の「原因」ではなく「誘因」であるという考え方があります。
 
円形脱毛症は自然に治ることも多く、本人が気が付かないうちに治っていることも有ります。しかし、あまりにひどい場合には病院に行くべきです。薄毛の問題と思いがちですが、基本的には「自己免疫疾患」なので、専門家の意見を参考に治す方が、早く治るからです。

それでは、女性の薄毛の原因。ストレス原因がいくつかあったと思いますが、それを順番に見ていきましょう。

ストレス原因

• ①加齢
• ②出産・整理
• ③経口避妊薬
• ④ダイエット食生活の乱れ
• ⑤過度なヘアケア
• ⑥生活習慣の乱れ

薄毛は基本的に男性ホルモンと女性ホルモン、そのバランスが崩れることで発生すると言われています。加齢というのは当然、性別に関係なく発生するのですが、女性の場合は特に閉経という作用があるので、この前後で急激にホルモンバランスが崩れることがあります。この変化・ストレスに体が耐え切れなくなって薄毛が発生するということがよくあります。
 
また、加齢とともに頭皮の潤いがなくなったり、頭皮を守るコラーゲンや皮脂が減少したりして、頭皮が乾燥し薄毛につながる場合もあります。

これは完全に女性特有の現象です。出産や生理によってホルモンバランスが一時的に変化して薄毛が引き起こされる場合があります。特に妊娠中は女性ホルモンが活発に分泌されるため、この妊娠が終わり出産した後に、異常な薄毛が発生する場合があります。これを特に「分娩後脱毛症」と言って区別しますが、一時的なもので自然に治ることが多いです。芸能人などでもよく話題になっています。
 
一方で、生理が引き起こす薄毛を持つ女性は、PMS（月経前症候群）に悩まされている女性が非常に多く、月経という一時的なホルモンの乱れと共に過剰のストレスを受けていることがわかっています。また、PMSの女性は自律神経が生まれつき弱い人が多いので、そもそもストレスを感じやすい体質なので、そうした多種多様なストレスを原因とした薄毛が発生しやすいともいえます。

女性の社会進出が進んだ結果、安定した仕事の成果を出すために、生理周期を整えるためという目的で経口避妊薬を飲む女性が増えてきました。また、PMS自体にもある程度の影響を与えます。
 
経口避妊薬は習慣として飲んでいく必要がありますが、この時には女性ホルモンが体に多く作られます。そのため、この経口避妊薬を飲むのを辞めた時にホルモンバランスが乱れて一時的に薄毛が発生する場合があります。ただこれは自然に治ることが多いです。
 
また、経口避妊薬自体が体のストレス物質として機能してしまい薄毛が発生する場合があります。これを俗に副作用と呼ぶわけですが、この場合は必ず病院で医師に相談してください。薄毛以上の悪いことが体に起こる可能性もあります。

過度なダイエットは身体全体の栄養不足を引き起こし、毛髪や頭皮に悪影響をもたらします。これは薄毛の原因になります。また、動物性脂肪の摂りすぎや塩分の摂りすぎは、質の悪い血液を作る一因となり、頭皮の血行不良を引き起こします。
 
とはいえ、動物性脂肪の摂らなさ過ぎも身体に猛烈なストレスを誘発していきます。このストレスも薄毛の原因です。バランスのとれた食生活を心がけましょう。

髪は女性の命。ですが、やはりやりすぎはよくありません。洗浄力の強いシャンプーの使い過ぎや日に何度も髪を洗うなどの行為は、頭皮に必要な物質までも洗い流してしまい、皮膚トラブルを引き起こします。また、シャンプーのすすぎ不足なども皮膚トラブルの原因です。この皮膚トラブルが薄毛を生み出します。
 
また、カラーリングやヘアアイロンの使い過ぎなどでも薄毛を誘発することがあります。これは、体質によって、もともと頭髪が弱かったり熱や薬剤などの外部ストレスに毛髪が弱かったりするのが原因です。自分の髪の質に合ったヘアセットを心がけるべきです。

女性も働いていくのが当たり前の世の中です。仕事でのストレスは本当に大変です。また、冷え症や身体の凝り、むくみなどが原因で血行が悪くなっていくことがあります。そうすると髪の毛へ十分な栄養がいかなくなる場合もあります。髪にコシがなくなり薄毛の原因になります。
 
更に、髪が成長するとされる時間帯は決められており、成長ホルモンが分泌される午後１０時～午前２時ごろに体を休めず活動していると、この成長ホルモンが正常に機能しなくなり、髪の修復が追い付かなくなり薄毛の原因になっていきます。睡眠不足も当然、薄毛の主要なストレス原因です。

それでは、女性の薄毛の治し方について確認していきましょう。女性の場合、「はげになってしまった！」と感じたり他人から「あの人はげてない？」と思われたりするのが辛いですよね。そういう人のために、今はウィッグがかなり有効に使えます。まずはウィッグで薄毛を隠します。薄毛が治るには時間がかかるためです。

薄毛になってしまってからまずすることは、生活習慣を見直すことが大事です。急激なダイエットはしていないか、ゆっくりお風呂には入っているか、食べているものに偏りはないかなどです。喫煙をきっかけに薄毛が始まってしまうこともあります。ストレスを発散させるなどの行為も大事です。
 
また、過度のヘアセットにも注意が必要ですね。髪のセットなどは大事ですが、それ以上に薄毛対策としてはストレスを減らしてみた方が良いでしょう。

ヘアセットと一緒に考えられるのがシャンプーですが、シャンプーで髪の毛が抜けることは自然のことです。まずはシャンプーのすすぎ洗いを丁寧にすることなどの基本はしっかりしましょう。それから朝シャンプーは基本的に頭皮にはよくないです。理由は３つあります。
 

• １つ目は、朝は忙しく時間の余裕がないので、すすぎが不十分になりがちだからです。すすぎが不十分で頭皮にシャンプーが残っていると炎症や肌荒れの原因になります。また、十分に乾かさないで外出するのも頭皮によくありません。
• ２つ目に、シャンプーをすると頭皮の油が洗い落とされますが、これは４~１２時間で戻ってきます。つまり、通勤中の朝、紫外線などの外部ストレスから頭皮を守る力が弱まっているとも言えるのです。
• ３つ目に、朝にシャンプーをする人の中には、夜にシャンプーしない人もいます。髪のケアのための成長ホルモンが分泌される午後１０時～午前２時前後に髪を清潔にするために、夜にシャンプーするほうが薄毛対策には最適です。

 
こういった基本的な対策を行ったうえで、更に薄毛対策用のシャンプーがあります。女性専用のものも今は数多く出回っています。確認してみてください。シャンプーを変えるだけでも薄毛は改善したりします。芸能人の薄毛対策としてもシャンプーはよく取り上げられています。

　その上で、女性特有の生活の変化が起こっていないか確認しましょう。特に産後はげと呼ばれる、出産後の薄毛についてはあまり心配の必要がありません。芸能人の木下優樹菜さんや東原亜紀さんも、この産後はげに苦しんでいましたが、その後改善しています。
 
　また、PMS（月経前症候群）の女性の場合は、薄毛相談ではなくPMSで病院を訪れた方が賢明です。生理が重い軽いは個々人に差があり、その辛さは同性でも理解されにくい場合があります。積極的に病院を活用して対策・改善に努めてください。
 
　女性特有の変化はどうしようもないストレス原因です。その上で、これに悩みすぎるというストレスの無い様に注意したいものです。ただ、この特有の変化による薄毛は治るものです。安心してください。

ここまで気を遣っても薄毛の進行に改善が見られない場合は病院に行きましょう。病院に行く理由は２つあり、１つは原因を知ること、もう１つは他の病気にかかっていないか確認することです。
 
はげと言えば男性という部分があるため、病院ということも抵抗があるかもしれませんが、今では女性の薄毛専門の治療を行っている病院もあります。ストレスの多い現代社会で、薄毛に悩んでいる女性は増えつつあります。ストレスの多い芸能人やアイドルだけの特殊な問題ではなくなっています。
 
男性の薄毛については、はげおやじという言葉からもわかる様に、加齢などを通じてかなり一般的にみられるものですが、女性の薄毛については本当に髪や頭皮の問題なのかそれとも恐ろしい病気が隠れているのか、素人では区別がつきません。髪がはげてしまった！と病院に駆け込んだことから、ガンなどが発覚したなどという症例も数多く報告されています。

生活習慣の見直しで薄毛がよくならなかった場合、病院に行くということになりましたが、これはFAGAと円形脱毛症では治し方が根本的に違うためです。本当は円形脱毛症なのにFAGA用の治し方をしても、薄毛はあまり良くなりません。

芸能人であるSKEの松村香織さんが、薄毛治療のために高須クリニックで治療を受けていると告白していました。高須医院長のブログで話題になりましたね。
 
FAGAは男性のAGAとは異なり、進行が極めて緩やかです。ですので、まずは生活習慣の改善を行い、その上で、食事療法を取り入れて改善させていくのが一般的です。豆類や乳製品などで女性ホルモンを増やしていく方法がとられます。
 
そういった食事療法で上手くいかない場合は、薬やサプリメントで対策していくことになります。今では市販でも、はげ対策用のサプリメントなどは数多く売っています。劇的な改善は難しいかもしれませんが、徐々に改善していきます。焦らずに続けていきましょう。

　昔は10円はげとも言われていた円形脱毛症ですが、芸能人などのストレスのたまりやすい仕事の女性は昔から発生していました。しかし、基本的には「自己免疫疾患」です。病院でしっかりと診察を受ければ必ず治るものです。
 
　円形脱毛症では、様々な薬を使ったり異なる療法を組み合わせていくことが治るカギになっていきます。飲み薬や炎症を抑える塗り薬、或いは、局所免疫療法や光線療法などがその代表的な治療方法になります。
 
　これ以上の専門的な知識については必ず病院に行って専門医に診断してもらってください。その上で、ストレスの少ない生活を心がけていくことが大事です。ストレスの主要因から出来る限り離れて生活すると、劇的に改善することもよくあることです。
 
若い女性で強いストレスを受け円形脱毛症になってしまい、人生自体に悲観してしまう人もいますが安心してください。必ず治ります。脱毛が起こっている部分の毛根は永久破壊しているわけではなく休止しているだけです。

女性の薄毛について見てきました。女性の薄毛はストレスと関係していることがわかったと思いますが、それ以外にも女性特有の体の仕組みが影響していることもわかっていただけたと思います。
 
また、薄毛になってしまった場合、速やかに病院に行って対策を取ることも重要であることもわかってきました。今では女性の薄毛を専門に取り扱っている病院もあります。薄毛自体をストレスにしないようにしましょう。
 
女性の薄毛対策についてはかなり知見がたまってきました。治ることを諦める必要はありません。酷い薄毛に苦しんだ芸能人などでも治ってカムバックしてきた人も少なくありません。
 
結局のところ、全般的な薄毛対策・改善方法とは何でしょうか？それは、やはりストレス対策に他なりません。現代社会はストレスでいっぱいです。自分がどういうストレスに弱くどういうストレスで薄毛になってしまうのか。これを機会に一度、自身の生活を振返ってみるのも大事かもしれませんね。

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