フィナステリドの効果と副作用は?効果が出るまでの期間について解説!
フィナステリドは、M字はげ、生え際の後退などの薄毛治療に使われる薬として、国内で認可されている成分の一つです。フィナステリドにはどのような効果があって、また、どのような副作用の恐れがあるのか、また効果なしという人の傾向などについても紹介したいと思います。
目次
- フィナステリドの効果を調査!
- フィナステリドとは?
- フィナステリドの外用薬がほとんどないのは何故?
- フィナステリドの処方・服用法を知ろう
- フィナステリドの効果は?
- フィナステリドの育毛効果を画像で確認!
- フィナステリドの効果が出るまでの期間は?
- 効果が出るまでの期間に実感はある?口コミチェック!
- フィナステリドは生え際の発毛に効果はある?
- フィナステリドの効果なしという声も?
- フィナステリドの効果が出ない理由は?
- フィナステリドの効果が出やすい人は?
- ハゲてすぐの人
- フィナステリドで効果出すならプロペシア?フィンペシア?
- フィナステリドとリアップの併用の効果は?
- 【まとめ】フィナステリドの男性型脱毛症への効果は?
- フィナの副作用が気になる人はこちらがオススメ
- フィナステリドの関連記事はこちら
フィナステリドの効果を調査!
日本では現在、M字ハゲや生え際の後退といった男性型脱毛症(AGA)の治療薬として、フィナステリドを始めとして、ミノキシジルとデュタステリドの3種類のみが、発毛に対する効果があるとして厚生労働省から認可されています。
フィナステリドとデュタステリドは内服タイプのAGA治療薬として用いられていますが、ミノキシジルに関しては、塗り薬タイプのもののみが認可されています。内服タイプのミノキシジル(ミノキシジルタブレット)も商品としては存在しているのですが、副作用の恐れから日本では認可されるに至っていません。
今回の記事では、AGA治療薬の中から特にフィナステリドに注目して、どのような効果が期待できるのか、副作用としてはどのようなことが考えられるのか、またフィナステリドを使っても効果なしという人にはどのような傾向があるのか、そして、フィナステリドを用いた人の画像などから、フィナステリドを徹底的に解剖してみたいと思います。
フィナステリドとは?

フィナステリドは実際にどれくらいの期間用いると効果が期待できるのか、また、M字ハゲや生え際の後退には効果を発揮するのか、また効果なしという人の特徴など、気になることはたくさんあると思います。また、実際に使用した人の画像などもあれば見てみたいところですよね。
まずはフィナステリドとはどのような薬なのか、その開発の経緯や現在の用いられ方、代表的なAGA治療薬などについての基礎知識を押さえておいてください。実際に使用を始める前に予備知識があった方が、より効果的にフィナステリドを利用することが出来ると思いますよ。
もともとは病気の治療薬でした
フィナステリドは同じく男性型脱毛症の治療薬であるミノキシジルなどと比べると比較的素の歴史は浅くて、アメリカのメルク社という製薬会社によって、1990年代の初頭にもともとは前立腺肥大症の薬として開発されました。
日本ではプロペシアという商品が有名ですが、2015年に特許の期間が終了したことから、後発医薬品(ジェネリック)も開発されるようになり、フィナステリドを含有したAGA治療薬が安価で入手できるようになってきており、男性型脱毛症に悩む人にとっては明るい材料となっています。
前立腺肥大症の患者さんに対しては、フィナステリドを5mg含んだ錠剤を用いて治療するのですが、フィナステリドを使用している前立腺肥大症患者さんに発毛効果が見られたため、その成分に注目して、フィナステリドを1mg含んだものが男性型脱毛症の治療に使われるようになっています。
AGA治療薬

日本で認可されている男性型脱毛症の治療薬としては、フィナステリドの他にもミノキシジルとデュタステリドがあることは前述したとおりです。そして、前立腺肥大症の治療薬であるフィナステリドに偶然発毛効果が見られたのと同様のことが、ミノキシジルでも起こっていたのです。
ミノキシジルの歴史はフィナステリドよりも30年ばかり古く、やはりアメリカの製薬会社であるアップジョン社(現ファイザー)によって、もともとは高血圧の治療薬として開発されました。ミノキシジルには血管を拡張することによって血液の循環を促進し、心臓への負担を軽くすることで血圧を下げることが期待されたのです。
ところが、ミノキシジルを利用している高血圧の患者さんに、発毛や体毛が濃くなるといった現象が見られたことから、その効果に注目しロゲインというAGA治療薬が開発されました。日本で承認されているミノキシジル含有の製品としては、大正製薬の「リアップ」シリーズが有名です。
ただし、ミノキシジルはその後、却って心臓に負担を掛けるリスクが高いことが分かってきたため、現在では高血圧の治療に用いられることはなくなってきているということです。いずれにせよ、フィナステリドもミノキシジルも、もともとは病気の治療薬だったものが、現在では男性型脱毛症(AGA)の治療薬として用いられているということなのです。
有効成分は?
フィナステリドの有効成分…というより、フィナステリドを有効成分として含んでいるのはプロスカーやプロペシア、フィンペシアといった商品名で販売されているAGA治療薬ということなのであり、有効成分こそがフィナステリドです。
副作用は?
フィナステリドも化学的に製造された「医薬品」なので、副作用のリスクがあります。これについては、フィナステリドがどのようにM字はげや生え際の後退にアプローチするのかについて説明してからの方が分かりやすいと思いますので、後ほど詳しく説明したいと思います。副作用が嫌だけれど薄毛治療はしたい!という方は医薬部外品で、天然成分で主に出来ている育毛剤であるチャップアップを使うのが良いと思います。
フィナステリドの外用薬がほとんどないのは何故?

ミノキシジルの場合と異なり、フィナステリドやデュタステリドの外用薬はほとんどありません。これがミノキシジルについていえば、副作用があるが効果が強い内服薬と、副作用の心配はあまりなく効果もそこそこの外用と、ちゃんと用途が分かれておりラインナップも充実しており分かりやすいのですが。何故フィナステリドは外用薬がないのか?
現在、製薬会社はフィナステリド外用薬を積極的に作ろうとはしてません。憶測レベルの話になってしまうのですが、
- フィナステリドに外用薬を開発はしたものの商品化にはいたらなかった
- とんでもない危険性がある(皮膚吸収による幼児や妊婦への体内浸透のリスク)
- コストに見合わなかった
、、、と、こんなところが思い浮かびます。フィナステリドやデュタステリドを使った外用薬は唯一「ポラリス」が有名です。が、これもどちらかといえばミノキシジル配合の方が前面に推されているので、フィナ単体での効能がどれほどのものなのか?よく分からないところです。
と、ここまで書いていて思ったのですが、ミノキシジルでAGAの症状のほとんど9割はカバーできますので、まずはミノキシジルで試してよっていう、製薬会社の暗黙のメッセージなのかもしれないですね。そういう医薬品の中のポジションの微妙な問題で、フィナステリドの外用薬はマイナーなのかもしれないです。
AGA治療の定番「プロペシアやミノキシジル」でさえ、効かないという人もいらっしゃいます。フィナステリドの効果にも人によって様々だと思いますので、現状の薄毛治療に不満のある方は、フィナステリドの外用薬に手を出してもいいのかもしれないですね。
フィナステリドの処方・服用法を知ろう

男性型脱毛症は現在では病院やクリニックで治療する時代になっています。とは言うものの、実際に病院やクリニックでM字はげや生え際の後退を治療している人の数はそれほど多いとは言えないのではないでしょうか。
フィナステリドはミノキシジルとは異なり、内服するタイプのAGA治療薬となっています。では、フィナステリドの処方や服用法についてはどうなっているのでしょうか。
どこで処方してもらえる?
フィナステリドは医薬品なので、基本的には男性型脱毛症の治療を行っている病院やクリニックで処方してもらうこととなります。フィナステリドはいわゆる発毛薬と言われるものであり、似たように用いられる育毛剤とは根本的に異なるものです。
育毛剤はどちらかというと、血行を促進したりかゆみを抑えたり、頭皮の状態を改善することによって、髪の毛が丈夫に育つことを目的としています。そして、育毛剤のほとんどは医薬部外品や化粧品に分類されるため、一般の薬局やドラッグストアで購入することが可能なのです。
ところが、フィナステリドやミノキシジル、デュタステリドといった男性型脱毛症の治療薬(発毛剤)は医薬品ですから、一般の薬局やドラッグストアで購入することはできません。なぜなら、発毛剤は育毛剤と比べると発毛効果が高いとされていますが、その分だけ副作用のリスクも高いからです。
先ほどミノキシジルに関して、心臓への負担が増す可能性があることから、最近では高血圧の治療に用いられることはなくなってきたとお話をしたことと思います。ただ、男性型脱毛症の治療薬として用いられるミノキシジルにも、心臓に負担を強いる可能性は依然としてあります。
そのため、日本では内服タイプのミノキシジル(ミノキシジルタブレット)は認可されていないのですが、認可されていないから男性型脱毛症の治療薬として用いられていないかというと、それとこれとは別問題ということのようです。
実際に、ミノキシジルタブレットはその発毛効果の高さから、脱毛症の治療を行っている病院やクリニックで用いられていることがあります。ただし、その場合は医師による厳格な副作用の管理下で行われることとなります。
こういった事情に関してはフィナステリドやデュタステリドについてもおなじことが言えます。フィナステリドやデュタステリドは男性ホルモンにアプローチすることで抜け毛を防止することを目的としており、基本的にミノキシジルタブレットとは作用機序が異なっています。
ただ、男性ホルモンにアプローチする弊害として、やはり副作用が現れる可能性があります。そのため、フィナステリドやデュタステリドに関しても、基本的には医師の指導のもとで使用することが重要なのです。
服用法は?

それでは、フィナステリドの服用法ついて見ていきたいと思います。フィナステリドに限った事ではありませんが、医薬品は用法・用量を守って服用することが大前提となります。たくさん飲んだから効果が上がるようなことはありませんし、却って体への負担を増大させるだけの結果に終わってしまいます。
フィナステリドの効果的な服用法
フィナステリドを服用するに際して、なにか効果的な服用法というのはあるのでしょうか。これに関しては、一般的な医薬品と同じく、用法と用量を守って服用するということが基本であって、原則として難しく考えるようなことはありません。
フィナステリドを1日に摂取する許容量は、1日に1mgであるとされています。そして、フィナステリドを有効成分として含んでいるプロペシアやフィンペシアは通常、1錠につき1mgのフィナステリドが含有されているので、1日に1錠飲めば良いということになります。
フィナステリドは何時に飲むと効果的?

フィナステリドを含んでいるプロペシアやフィンペシアは、1日に1錠飲めば良いということでしたが、飲む時間によって効果に差はあるのでしょうか。また、効果に差があるとするのであれば、何時頃に服用すればよいのでしょうか。
これに関しては、特に何時頃飲むのが効果的であるといったような説明書きはないようです。ただ、毎日決まった時間に飲むようにすることが大事です。また、医薬品には半減期と言われるものがあります。
医薬品を服用すると血液中に薬の有効成分が溶け出すことになりますが、それが半減するまでの期間のことを半減期と呼んでいます。半減期が長ければ薬の効果が持続する期間も長く、反対に半減期が短ければ、薬の効果が持続する期間も短くなるということです。
フィナステリドに関しては、有効成分の半減期感がおよそ3時間から5時間と言われています。そのため、フィナステリドを含有しているプロペシアやフィンペシアを服用するのであれば、夜寝る前が効果的であるという説があります。
というのも、夜寝ている間には成長ホルモンが分泌され、体の修復を行ったり細胞分裂が活発になったり、消化や吸収が進むこととなります。そのため、成長ホルモンの分泌する時間に合わせてフィナステリドを服用することが効果的ということなのです。
ただ、人によっては夜勤があったりシフト制だったりと、睡眠時間が不規則になることもあると思います。そのような場合には寝る前にこだわらず、自分のライフスタイルに合った服用時間を設定するとよいでしょう。
フィナステリドの効果は?

次に、フィナステリドにはどのような効果があるのかについて見ていきたいと思います。フィナステリドやデュタステリドは、ミノキシジルとは違ったアプローチで発毛効果を上げることを目的としていますが、ではどのような作用機序によって発毛効果を高めようとしているのでしょうか。
男性ホルモンにアプローチする効果
フィナステリドやデュタステリドは、男性ホルモンにアプローチすることによって、抜け毛を予防することを目的としています。ただ、そのためにはそもそもなぜ抜け毛が増えてしまうのかについて理解しておく必要があります。
男性型脱毛症における抜け毛の原因はいろいろあるのですが、その一つとして、男性ホルモンであるテストステロンが、より強力な男性ホルモンであるジヒドロテストステロンへと変換されてしまうことが有力な説として言われています。
そして、男性ホルモンであるテストステロンを、より強力な男性ホルモンであるジヒドロテストステロンへと変換してしまう酵素こそが、「5αリダクターゼ」と呼ばれている還元酵素なのです。
もともとフィナステリドは前立腺肥大症の治療薬として用いられていたということでしたが、前立腺肥大症の原因も、この男性ホルモンがより強力な男性ホルモンであるジヒドロテストステロンへと変化されることが原因の一つと考えられているようです。
フィナステリドやデュタステリドには、この5αリダクターゼの分泌を抑制することによって、抜け毛を予防するという効果があるということなのです。
フィナステリドには発毛効果はあるの?

フィナステリドやデュタステリドには、男性ホルモンであるテストステロンが、より強力な男性ホルモンであるジヒドロテストステロンへと変換するのを阻害して、「抜け毛を予防」してくれる効果があることはわかりました。
ただ、抜け毛を予防することと、髪の毛が増えることはイコールではありませんよね。フィナステリドやデュタステリドには果たして発毛効果はあるのでしょうか。これに関しては、結論から申し上げると「イエス」であるということが出来ます。
というのも、フィナステリドやデュタステリドに関しては、日本の厚生労働省の厳しい検査基準をくぐって、発毛に対する効果が認められた医薬品であるという肩書きがあります。それだけではなくて、実際にフィナステリドを半年以上の期間に渡って用いた人の半数以上に、明らかな発毛効果が見られているというデータもあるのです。
上にある画像は、フィナステリドを含有する男性型脱毛症の治療薬を、半年以上の期間に渡って服用した方の服用前後の画像です。画像を見ても明らかなように、頭頂部から前頭部にかけての発毛効果が見てとれることと思います。これくらいの発毛が見られれば、実感としても手ごたえありと言えそうですね。
フィナステリドに限らず、ミノキシジルでもデュタステリドでも、はたまら育毛剤や育毛サプリメントでもそうなのですが、男性型脱毛症の治療をしても実感や効果なしという方もたくさんいらっしゃいます。ただ、本当に効果なしなのか、単に実感が得られないだけなのかは分けて考える必要があります。
なにごとにおいてもそうですが、昨日始めたら今日できたなどということはほとんどありません。発毛の実感に関してもそうで、やはりある程度の期間は男性型脱毛症の治療を継続しないと、発毛の実感を得ることは難しいでしょう。
毎日の服用を怠ったり、短い期間で効果なしとしてしまうのは、とてももったいないことだと言えるかもしれません。
M字に効く?

男性型脱毛症にもいろいろなタイプがあります。額の両脇からそり込みが出来るように脱毛していくM字ハゲや、頭頂部から薄くなっていくO字ハゲ、またその複合型や全体的に髪の毛のボリュームがなくなっていくということもあります。
フィナステリドがM字ハゲに効果があるのかどうかについて説明する前に、なぜこのようなことが見られるのかについて解説しておきたいと思います。それには、先ほども登場した5αリダクターゼについて知っておく必要があります。
実は、5αリダクターゼには、1型の5αリダクターゼと、2型の5αリダクターゼの2種類があることが分かっているのです。そして、1型の5αリダクターゼは皮脂腺に存在していて全身に分布しているのに対して、2型の5は、主に生え際や頭頂部といった毛乳頭に存在していることが分かっているのです。
このことからも明らかなように、男性型脱毛症を効果的に改善しようと考えた場合、1型の5αリダクターゼよりも、2型の5αリダクターゼの分泌をより重点的に抑制した方が良いということなのです。
そして、フィナステリドやデュタステリドには、M字ハゲやO字ハゲの原因となる、2型の5αリダクターゼの分泌を抑制する効果があるのです。結果として、フィナステリドは生え際に見られるM字ハゲや、頭頂部に見られるO字ハゲに対して効果的であるということが可能となっています。
フィナステリドとデュタステリドの効果の違いについて
フィナステリドもデュタステリドもともに、5αリダクターゼの分泌を抑制することによって抜け毛を予防し、発毛を促進することを目的としています。ただ、両剤を比べた場合、デュタステリドの方が発毛効果に対する実感が高かったり、また、フィナステリドは効果なしとする意見もあります。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。
その理由としては、フィナステリドとデュタステリドの5αリダクターゼに対するアプローチ法の違いが挙げられます。先ほど、5αリダクターゼには、1型の5αリダクターゼと2型の5αリダクターゼがあると前述しました。
フィナステリドもデュタステリドも、ともに2型の5αリダクターゼの分泌を抑制することによって、生え際に見られるM字ハゲや頭頂部に見られるO字ハゲを改善してくれる効果があるのですが、デュタステリドが2型の5αリダクターゼだけでなく、1型の5αリダクターゼにまでその抑制効果が及ぶのに対して、フィナステリドの場合は、2型の5αリダクターゼのみにしか、その効果が及ばないということが分かっているのです。
さらに、デュタステリドは、2型の5αリダクターゼの分泌を抑制することに関しても、フィナステリドに比べて3倍の効果があると言われています。こういったことから、デュタステリドを用いた人がフィナステリドを用いた場合よりも発毛に対する実感を得られることがよくあるという訳です。
さらに、フィナステリドとデュタステリドとでは、血中に溶け込んだ有効成分の半減期にも違いがあります。フィナステリドの半減期が先ほど説明したようにおよそ3時間から5時間なのに対して、デュタステリドの半減期はおよそ40時間程度だとされています。
半減期が長いということは、医薬品に含まれている有効成分の効力も長い期間持続するということすから、単純に考えて、有効成分の残存期間がながいデュタステリドの方が、有効成分の残存期間が短いフィナステリド夜も効果が高いということが可能です。
ただし、有効成分の半減期が長いということは、長期間にわたって効果が持続するというメリットもありますが、その分だけ副作用のリスクも大きくなるというデメリットがあります。確かに画像で確認しても、デュタステリドを用いている人の発毛効果は高いようです。
ただ、医師の指導の元で慎重に副作用の管理を行いながら服用を行わないと、知らないうちに副作用が現れるリスクが高くなっている危険性もなくはありません(もちろん、多くの方が何の副作用も実感せずに服用をおこなえてはいるのですが)。
というのも、人体にとって医薬品とはやはり有害物質であるからです。人工的に作られた化学的薬品なので、体にとっては異物に他なりません。そのため、医薬品を服用すると解毒をする器官である肝臓に負担がかかるのです。
肝臓は別名を「沈黙の臓器」などと言われることからも分かるように、肝臓にダメージが溜まってきても、よほどのことない限り、肝機能の衰えを実感するようなことはありません。これが沈黙の臓器と言われる所以です。
肝機能障害の初期に風邪のような症状を実感することもあるそうなのですが、たいていは軽い発熱や倦怠感程度で済んでしまうことが多いので、まさか薬による副作用だと実感することはほとんどないのが現実であるようです。
効果の面から見ると確かにデュタステリドの方がフィナステリドよりも高いと言えそうですが、単純にどちらの方が優れているという話ではなく、副作用のリスクを鑑みた上でいずれのAGA治療薬を用いるのかを決めることが重要です。
もしも、フィナステリドを使って「効果なし」と実感したような場合に、デュタステリドを試してみたい時には、まずは担当のお医者さんに相談することをお奨めします。
フィナステリドの育毛効果を画像で確認!

これからフィナステリドを使ってみようかなという人にとって、どれくらいの育毛・発毛効果があるのかは最も気になることだと思います。ここで、実際にフィナステリドを使って男性型脱毛症の治療を行った人の画像から、実際にどれくらいの発毛効果を実感したのかについて見てきたいと思います。論より証拠という訳ではありませんが、実際に薄毛に悩んでいた人が改善した事例を画像や口コミで見るのはとても説得力があることと思います。
フィナステリドの服用で生え際に発毛効果を実感したケースを画像でご紹介

先程も紹介した例になるのですが、この方の場合は明らかに頭頂部から生え際にかけての発毛効果が見られています。フィナステリドを服用し始めてからここまでの発毛効果が実感できるまでの期間は、およそ半年ほどということです。
半年でこれくらい髪の毛が増えれば、明らかに男性型脱毛症の改善効果が実感できて、嬉しくなりそうですね。フィナステリドは頭頂部や前頭部、生え際にかけての抜け毛の原因となってしまう2型の5αリダクターゼの分泌を阻害してくれる効果があると先述しました。
2型の5αリダクターゼは主に毛乳頭に存在しており、この変換酵素が活発に働いて強力な男性ホルモンであるジヒドロテストステロンが産生されると、M字ハゲやO字ハゲ、生え際の後退などにつながることが分かってきています。
この画像を見る限り、フィナステリドがM字ハゲやO字ハゲ、生え際の後退に関しての効果があることは明らかであるということが出来そうです。もちろん半年という期間、フィナステリドだけを用いていたのではなく、生活習慣の改善も行っていたことにも留意すべきですが。
フィナステリドの服用でO字ハゲに発毛効果を実感したケースを画像でご紹介
M字ハゲに続いては、こちらも気になるO字ハゲについて発毛効果が実感できたという方の画像をご紹介します。こちらの方は30代の男性ということですが、ハッキリとした使用期間は分からないものの、「途中経過」として、これくらいの発毛が見られているということです。
このタイプのO字ハゲは、生え際が後退していない場合、前から見た場合には男性型脱毛症に気がつかれないことも結構あるのですが、しゃがんだ際に頭頂部が見えた時にO字ハゲに気が付かれてしまうことをコンプレックスにしているようなことがままあります。
そんな方にとって、フィナステリドを服用することでこれくらいの発毛効果が実感出来れば、かなり良い結果(経過)であるということができるのではないでしょうか。
フィナステリドの服用で全体的な薄毛に対する発毛効果を実感したケースを画像でご紹介
こちらの画像は、全体的な薄毛に悩んでいた40代男性の画像です。ここまでになるのに要した期間はやはり半年程度であるということです。病院やクリニックで治療を行っている場合は、多剤も併用したり生活習慣に対する指導も行われるため、フィナステリドのみの発毛効果という訳ではありません。
ただ、40代になってもこれくらいの発毛効果があることが実感出来れば、後に続く男性型脱毛症の方にとっては希望の光ということができるのではないでしょうか。この方の場合は、生え際・M字ハゲ、O字ハゲといわゆる男性型脱毛症の典型的な傾向がみられていました。
そのすべてに対して発毛効果が見られているのはすごいことだと思います。見た感じでは毛母細胞の活動が停止してしまっているようでも、これくらいの発毛効果が期待できるということなのですね。
ただ、これくらいの発毛効果を実感するためには、やはり自己流では難しいのかもしれません。自己流でフィナステリドを服用して効果なしと実感されている方は、一度男性型脱毛症の治療を行っている病院やクリニックで相談されると良いかもしれません。
フィナステリドの効果が出るまでの期間は?

フィナステリドを利用して発毛効果が実感できている方は、どれくらいの期間を費やしているのでしょうか。基本的に、男性型脱毛症の治療に関しては、ある程度の期間が必要であるということが大前提となっています。
育毛剤や発毛剤を使っていて、「効果なし」と投げ出してしまった方は、以下のことを参考にしてみてください。もしかしたら、効果なしなのではなくて、こらえ性がなかっただけなのかもしれませんよ。
一般に6ヶ月以上
男性型脱毛症の治療を行っている病院やクリニックの医師によると、男性型脱毛症の治療やAGA治療薬の服用に関しては、基本的に6ヶ月以上の期間は継続して行うことが推奨されています。実際に発毛効果があったという人の画像を見てみても、半年程度服用している方のものが最も多く見られるようです。
なぜ男性型脱毛症の改善にはある程度の期間が必要となるかというと、それはヘアサイクルの問題があるからです。髪の毛というのは一般的に、1日あたり0.3mmから0.5mm、1ヶ月に換算すると平均して1.2cm程度伸びると言われています。
髪の毛が生えてから抜けていく周期のことをヘアサイクルと言いますが、簡単に説明すると「成長期→退行期→休止期」という風に移行していきます。そして、このヘアサイクルの期間は平均して4年から6年ということです。
それでは男性型脱毛症の治療も、4年から6年は続けなければ「効果なし」なのかというとそんなことはありません。人間の毛髪はおよそ10万本程度あると言われていますが、その1本1本のヘアサイクルは異なるからです。
もしヘアサイクルが全ての毛髪において一定であれば、まとめて全部抜けてから、またまとめて生えそろうことになりますよね。現実にはそんなことはありません。逆に言うと、1本1本のヘアサイクルが異なるため、男性型脱毛症の治療を始めてから発毛効果を実感できるのは、半年程度しか要さないとも言える訳です。
人それぞれ

十人十色などという言葉がありますが、先程も説明しましたように、毛髪は平均して10万本あると言われています。そして、そのヘアサイクルは1本1本が異なっていると言われています。こうなると十人十色などというレベルではありません。
男性型脱毛症の治療を行っていて、「効果なし」と実感されている方は、もしかしたら病院やクリニックのホームページで見た発毛例と比べて効果なしと思っていらっしゃるのかもしれません。また、発毛効果が実感できる半年という期間で自分には発毛が見られないため、効果なしと諦めてしまっているのかもしれません。
ただ、ヘアサイクルは人それぞれですし、AGA治療薬の効果が出るまでに要する期間も人それぞれです。さらに言うのであれば、ヘアサイクルだけの問題ではなく、ライフスタイルや生活習慣の問題も、抜け毛や発毛に影響してきます。
いくら男性型脱毛症の治療を行っているからと言って、暴飲暴食をしていたり、ストレスフルな毎日を送っていたり、睡眠不足や過労が続いていたりすれば、発毛効果を実感する前に抜け毛の方が増えてしまうこともあるでしょう。
なぜ男性型脱毛症の治療は病院やクリニックで行う方が良いのかというと、そういった外的な要因についての改善指導も行ってくれるからです。自分一人で効果なしと悩んでいるのではなく、専門医のアドバイスを聞いて見ると良いでしょう。
3の法則

「3の法則」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。昔からあることわざもそうですし、現代のビジネスにおいても3という数字はとても重要視されているのです。「石の上にも3年」とか、「3人寄らば文殊の知恵」、「3年寝太郎」(?)などという言葉もあります。
かのスティーブ・ジョブ氏も3という数字を非常に重要視していたそうですし、古い歌に「Three is a magic number」という歌もあります。そこでは、過去・未来・現在や、心・脳・体、三位一体などということが歌われています。
現代のマーケティングにおいても3というのはとても重要な数字で、有名な「早い・安い・旨い」というのもそうですし、先のジョブ氏は「薄く・早く・軽く」というコンセプトでiPADの開発を進めたということです。
前フリが長くなりましたが、人体におけるサイクルも実はこの3、および3の倍数が大きく影響しているのです。まず一つには、人体にはおよそ60兆もの細胞があると言われていますが、これら全てが生まれ変わるサイクルがおよそ3ヶ月であると言われています。
3ヶ月を4回繰り返すと1年になりますし、1日の24時間も、3の倍数から成り立っています。そのため、男性型脱毛症の治療に関しても、やはり3ヶ月から6ヶ月は最低でも必要な期間であるということが可能です。
特にM字ハゲや生え際の後退が気になっているような人の場合、毎日鏡で自分の頭髪を見るのはとても精神的に負担となることと思います。そのため、ついつい即効性を求めていろんな商品を試しては挫折し、といったことを繰り返してしまいがちです。
ただ、先程の画像でも確認したとおり、発毛効果が実感できるのにはおよそ半年ほどの期間はかかるのが一般的なようです。フィナステリドには2型の5αリダクターゼの分泌を抑制し、M字ハゲや生え際の後退にも効果があることが分かっています。
せっかく男性型脱毛症の治療を始められたのであれば、粘り腰をもって継続するようにしましょう。短期間で効果なしと諦めて、またしばらくすると始めるというのでは、あまり効率的であるとは言えません。
効果が出るまでの期間に実感はある?口コミチェック!

それではここで、フィナステリドの発毛効果に対する実感を、口コミからチェックしてみたいと思います。先程は画像でフィナステリドの発毛効果を実感した方の例を紹介しましたが、口コミも男性型脱毛症に悩む人にとっては気になるところです。
フィナステリドを服用することによって、発毛効果が実感できたという人の口コミはもちろん、フィナステリドを用いても残念ながら効果なしだったという口コミも紹介します。その後、なぜ効果なしだったのかについても検証してみたいと思います。
フィナステリドの発毛効果を実感した方の口コミ
では最初に、フィナステリドを服用することによって、発毛効果が実感できたという方の口コミから見ていきたいと思います。M字ハゲに対する効果を実感した人や、生え際の後退に対する効果を実感した人などについて取り上げてみたいと思います。
ちなみに、しっかりと読んで頂いている方ならお分かりのことだとは思いますが、一応お断りしておきますと、フィナステリドというのは有効成分であって、その有効成分を含んだ男性型脱毛症の治療薬として、プロペシアやフィンペシアといった商品があります。
そのため、ここでの口コミはプロペシアやフィンペシアといった、フィナステリドを有効成分として含んでいるAGA治療薬を服用した方の口コミという意味で進行させて頂きたいと思います。
M字ハゲに対する効果を実感した方の口コミ
M字ハゲ初期の40代男性の口コミです。フィナステリドを有効成分として含んでいるAGA治療薬である、プロペシアと頭皮マッサージ機の併用で、M字ハゲに対する改善効果が実感できたということです。40代でも諦めないでという力強い応援メッセージも嬉しいですね。
口コミ
- 40代です。1年使用。M字はげになっていることに気がついてプロペシアを購入しました。頭皮マッサージ器もあわせて購入しました。最初は産毛が生えた?という程度の実感でしたが、時間の経過とともにボリューム感がアップしてきました。以前、はるな愛さんがテレビで毛生え薬を買っておでこにわんさか毛が生えてきているのを見たことがあったのですが、私もそんな気分です。これを見て、40代でも諦めずにケアしてもらえる方がいれば幸いです。
生え際の後退に対する効果を実感した方の口コミ
20代後半の男性で、生え際の後退が気になり始めた方の口コミです。プロペシアの服用を始めておよそ1週間程度で頭皮の脂が減少し、2ヶ月ほどでおでこに産毛が生えてきたということです。特に副作用の実感もなかったということです。
口コミ
- 半年使用中です。経過報告するとおでこが広かったのですが、プロペシアを使用しだしてから、生え際にびっしり産毛がはえてきました。生まれつき生え際が広いのかな?と思っていたのですが、やはり薄毛症状になっていたのだな、と分かりました。病院にいくのは気が引けるという方にこそ、オススメしたいです。ちなみに私には副作用などはありませんでしたが、健康体の方なら大丈夫かと思います。20代後半です。
フィナステリドは効果なしという方の口コミ
今度は、フィナステリドを服用したものの、発毛効果の実感が得られず「効果なし」とされている方の口コミを紹介したいと思います。
口コミ
- 正直実感がわいてない。濃くなるのか心配。まあ一番安いので、ずっと飲んではいるが。
- プロペシアの効果は使用を継続しないとすぐ切れて、リバウンドします。実際にやめて1ヶ月後あたりから毎日200本は抜けてたという経験をしてます。使用を続ける前提で始めることをオススメします。
- 4ヶ月使用を継続していますが、いまだに実感がわきません。男性型AGAに効くと効いていたのですが?、、、もう少し続けてみます。
- フィナロに換えてしまいました。フィナロのほうが実感がわきます。
口コミについての補足
上記の口コミを見られた方の中には、ずいぶん効果なしの口コミが多いんだな、と思われた方もいらっしゃるかも知れません。実際には、筆者の確認した限り、フィナステリドに対する口コミは、効果を実感できたというものの方が圧倒的に多かったです。
むしろ、効果なしという口コミを探す方が困難だったので、あえて多めに掲載してみました。これには理由があるのですが、それについては記事を読み進めて頂くと分かると思います。
フィナステリドは生え際の発毛に効果はある?

生え際の後退というのは、意外と気がつくのに遅くなったりするものですが、フィナステリドを服用することによって、生え際の発毛を促進することは可能なのでしょうか。その辺りについて掘り下げてみたいと思います。
生え際の発毛に効果がある?
フィナステリドを服用するによって、生え際への発毛効果が期待できそうだということについては2つの論拠があります。一つ目はまず、フィナステリドの作用機序に関するものです。フィナステリドはデュタステリドと同じく、男性ホルモンのバランスにアプローチすることを目的としています。
おさらいになりますが大事なことなので、もう一度説明しておきたいと思います。男性型脱毛症の原因としては、男性ホルモンであるテストステロンが、5αリダクターゼという変換酵素によって、より強力な男性ホルモンであるジヒドロテストステロンへと変化してしまうのがその要因だということでした。
フィナステリドとデュタステリドには、抜け毛の原因となってしまうジヒドロテストステロンを産生する媒介となる5αリダクターゼの分泌を抑制することで、抜け毛を予防して発毛につなげてくれる効果が期待されています。
さらに、5αリダクターゼには1型の5αリダクターゼと2型の5αリダクターゼがあり、1型の5αリダクターゼに関しては全身の体毛に、2型の5αリダクターゼに関しては、前頭部や生え際、頭頂部といった場所にある毛乳頭に存在していることが分かっているのです。
そして、フィナステリドには2型の5αリダクターゼの分泌を抑制する効果があることから、理屈として生え際の発毛にも効果が期待できるということが可能です。もう一つの論拠としては、実際に口コミで効果があったという方はもちろん、効果なしとされる方の口コミも挙げられます。
というのは、口コミで生え際の発毛効果があったと実感されている方はもちろんのことですが、効果なしという方の口コミを見ても、全く効果がなかったわけではなく、おでこや生え際に産毛程度の発毛はみられたという口コミが多数あるからです。
フィナステリドの効果なしという声も?

フィナステリドには発毛効果が実感できたという声もあれば、残念ながら発毛効果が見られなかったという口コミもあります。ただ、筆者の確認した限りでは、フィナステリドの口コミは圧倒的に効果があったというものの方が多かったです。
そのため、先程あえて効果がなかったという方の口コミを多く取り上げたのですが、フィナステリドの効果がなかったという方の口コミを見ていると、ある共通点が見えてきました。
フィナステリドの効果が出ない理由は?

それでは、フィナステリドを服用しても発毛効果が見られなかったという場合には、どのような理由が考えられるのかについて見ていきたいと思います。使用法の問題から根本的な問題まで、意外に思われる理由も発見できるかもしれませんよ。
AGAではないのでは?
いきなり根本的な問題に関してですが、ハゲの原因としては男性型脱毛症だけではなく、いろいろな原因があります。もしも、フィナステリドを始めとしたAGA治療薬を服用しても発毛効果が認められない場合、男性型脱毛症以外の原因があるのかもしれません。
たとえば、皮膚疾患による脱毛の可能性もあれば、なんらかの病気の治療によって脱毛が見られるような可能性もあります。また、ストレスによる自律神経のバランスの乱れによって脱毛が見られることもあれば、頭皮の栄養状態が低下することによって脱毛が見られるようなこともあると思います。
AGA治療薬を飲んでも抜け毛が止まらなかったり、発毛効果が見られない場合には、こういった原因に関しても疑ってみる必要があります。男性型脱毛症の治療を病院やクリニックで相談した方が良いというのは、このように、抜け毛の原因が多岐にわたっているからです。
素人考えであれやこれやと悩んでいるよりも、まず最初は専門医による診察によって、原因を特定することが重要であるということが言えそうです。
フィナステリドの服用期間が短いのかも?

一般的に、フィナステリドに限らず、男性型脱毛症の治療薬は半年以上の服用が奨められていますし、実際に男性型脱毛症の治療を行っている人の画像や口コミを見ても、発毛効果が見られたという人は半年以上に渡ってフィナステリドなどの服用を続けているケースが多く見受けられます。
反対に、フィナステリドを服用しても効果が見られなかったという人の口コミを見てみると、多くのケースでフィナステリドの服用期間が短い傾向があります。これは、フィナステリドという治療薬に対する認識が出発点となっている可能性があります。
フィナステリドもそうですし、他の男性型脱毛症の治療薬であるミノキシジルやデュタステリドについても言えることですが、男性型脱毛症の治療薬=毛生え薬ではないということを認識しておくことが重要です。
確かに、男性型脱毛症の治療薬を用いると発毛効果が見られますが、その働きは本来、血管を拡張して血液の循環を促進することで発毛・育毛環境を整えたり、あるいは男性ホルモンにアプローチすることによって抜け毛を予防したりといったことに主眼が置かれています。
つまり、男性型脱毛症の治療薬は髪の毛が生えてくる魔法の薬という訳ではなくて、髪の毛が生えやすい体質になるのを手伝ってくれる医薬品であるということができます。フィナステリドなどの男性型脱毛症の治療薬を服用したからと言ってすぐに髪の毛が生えてくる訳ではありません。
フィナステリドを服用して効果がないという人の多くが、個人輸入で海外からフィナステリドを購入したり、また、輸入代行店から購入したりと、医師を介さずに薄毛の改善に臨んでいる人であるという傾向があります。
確かに病院で治療を継続するのは経済的にかなりの負担になるため、海外から安い治療薬を購入するのは魅力ではあります。ただし、効果や副作用についても自己責任となるので、まずはじめのうちは医師に相談して、男性型脱毛症の改善に取り組むと良いでしょう。
初期脱毛が怖くて服用を控えたりしているのかも?

フィナステリドに限ったことではありませんが、ミノキシジルやデュタステリドといった男性型脱毛症の治療薬を服用すると、その初期段階で一時的に抜け毛が増えるといった現象が見られることがあり、そのことを初期脱毛と読んています。
初期脱毛はフィナステリドなどの男性型脱毛症の治療薬に対する副作用という風に捉えられることもあるようですが、実際には新たに太くて強い髪の毛が生えてくることによる副次的な作用であることから、主な効果と認識する方が正確なのではないかと思われます。
髪の毛が生えてきてから抜け落ちるまでの周期のことをヘアサイクルなどと呼んでいることは先述したとおりです。そして、フィナステリドなどの男性型脱毛症の治療薬を用いることは、このヘアサイクルに干渉することとなるのです。
すなわち、フィナステリドなどの男性型脱毛症の治療薬を用いることによて、新たに強くて太い髪の毛が生えてくると、十分に成長しきれなかった細くて弱い髪の毛を押し出してしまい、それが結果として一時的な抜け毛の増加という現象になるのです。
このメカニズムを知っておけば、フィナステリドなどの男性型脱毛症の治療薬を服用して一時的に抜け毛が増加したとしても、「あ、効果が出ているんだな」と考えることができますが、初期脱毛に対して無知であると、「男性型脱毛症の治療薬を服用したら抜け毛が増えた!」と考えてしまうのです。
せっかく男性型脱毛症の治療薬を服用して薄毛を改善しようとしているのに、却って抜け毛が増えてしまったことに落胆したり、恐れおののいてしまうことから、男性型脱毛症の治療薬の服用をストップしてしまうケースがあるのです。
一般的に、男性型脱毛症専門の病院やクリニックでは初期脱毛に対しての詳しい説明やフォローもあるのでこういったことは起こりにくいのですが、個人輸入で男性型脱毛症の治療薬を購入しているような場合、自己判断でやめてしまうようなことが多いようです。
フィナステリドの効果が出やすい人は?

ここまでフィナステリドなどの効果や、実際に発毛効果を実感された方の口コミや画像、またフィナステリドなどの効果が出ない人の傾向などを見てきましたが、では、フィナステリドの効果が出やすいという人には、どのような傾向が見られるのでしょうか。
若い人
男性型脱毛症は、若年性脱毛症や壮年性脱毛症といったような分類がなされることもあるようです。若年性脱毛症は、特に10代後半から20代に見られる男性型脱毛症のことをそのように呼んでいるようです。ただ、若年性脱毛症も壮年性脱毛症も病名という訳ではなく、便宜上そのように呼び分けているだけのことです。
ちなみに、脱毛症としてはもう一つ、老人性脱毛症と呼ばれるものもあるそうですが、基本的に男性型脱毛症の原因の一つとして男性ホルモンの過剰が挙げられるのに対して、老人性脱毛症は生理現象であるということも可能です。
さて、フィナステリドの効果が出やすい人としては、若い人が挙げられています。これは口コミなどを見ていくと明らかな傾向が出てくるのですが、20代の若い人の口コミを見ていると比較的発毛に要する期間が短いことが分かります。
一般的に男性型脱毛症の治療薬は半年以上の服用が推奨されていますし、男性型脱毛症の治療を行っている病院やクリニックでも、基本的に治療は半年以上継続することを奨められます。これは、男性型脱毛症の治療薬の効果が出るのに平均して半年程度を要することがその根拠となっています。
ところが、20代の若い人の場合、男性型脱毛症の治療薬を用いて1ヶ月とか2ヶ月で効果が実感されることがあるようです。それは、30代以降の壮年期と比べると、10代の場合はもちろんのこと、20代男性に関しても新陳代謝が活発であることが原因として考えられます。
そのため、悪い刺激に対しては悪い反応が、良い刺激に対しては良い反応が現れやすいのです。もう一つの理由としては、壮年期の男性と比較すると、若い男性の方が筋力が強かったり筋肉量が多かったりすることも、フィナステリドの効果が高くなる要因として考えられます。

筋肉とフィナステリドの発毛効果と何の関係があるのかと思われるかもしれません。ただ、内服タイプの薬の有効成分は、血液循環によって体の組織へと運ばれることを忘れてはいけません。血液は全身に酸素と栄養を運んでいる訳ですが、血行が良いということは栄養状態も良いということです。
心臓には全身に血液を送り出す働きがありますが、全身に送られた血液を心臓に送り返すのは身体の各部にある筋肉の収縮によって行われます。特に、「足は第二の心臓」などと言われるように、下肢、特にふくらはぎの筋力が全身の血液循環に対して大きな役割を果たしているとされます。
そのため、筋力が弱かったり筋肉量の少ない女性は、男性に比べて足がむくんだりつりやすかったり、下肢静脈瘤のリスクが高くなる訳です。また、エコノミー症候群なども、下肢の血流が阻害されることによって起こると考えられています。
つまりは、筋肉量が多くて筋力が強い方が、全身への血液循環にとってはメリットが大きいということです。なぜなら、血液が酸素と栄養を体の各所に届けているからです。そのため、若い人の方が一般的には筋力が強いため、薬の効果も高くなりやすいと言えるわけです。
ハゲてすぐの人

フィナステリドなどの発毛剤に対して、育毛剤というものがあることをご存知の方も多いことと思います。よく発毛剤と育毛剤は混同されるのですが、この両者は全く異なったものです。では、どのような点が異なっているのでしょうか。
まず一つ目には、発毛剤は医薬品であって、育毛剤はそのほとんどが医薬品ではないということが挙げられます。フィナステリドなどの発毛剤は治療薬なので、基本的に男性型脱毛症の治療を行っている病院やクリニックで処方されることとなります。
それに対して育毛剤の方はそのほとんどが医薬部外品であったり化粧品に分類される商品であることから、一般のドラッグストアや薬局で購入することが可能となっています。もちろん、通販で購入することも可能です。
発毛剤と育毛剤のもう一つの違いは、その発毛効果です。フィナステリドなどの男性型脱毛症の治療薬は、発毛効果があると国からの認可を受けていますが、それは厳しい検査基準をクリアしてきているからなのです。
一方、育毛剤は字面から見ても分かるように、髪の毛を生やすことではなくて、髪の毛を育(はぐく)むことを目的としているのです。そのため、育毛剤の有効成分には天然由来のノコギリヤシやカプサイシン、亜鉛や、ビタミン・ミネラルといった体調や頭皮の状態を改善する目的を有したものが多く含まれています。
天然由来の成分によって作られているということは、副作用が少ないということです。ただ、副作用が少ない分だけその効果も発毛剤と比べると弱く、男性型脱毛症の治療に関しては、ごく初期の男性型脱毛症にしか効力を発揮しないということもできます。
そのため、ある程度以上に男性型脱毛症が進行してしまった場合には、フィナステリドなどの男性型脱毛症の治療薬が推奨されることとなります。当然ですが、男性型脱毛症の初期であれば、フィナステリドなどの男性型脱毛症の治療薬は高い効果を発揮すると言われています。
フィナステリドで効果出すならプロペシア?フィンペシア?
フィナステリドを有効成分として含有している男性型脱毛症の治療薬の代表がプロペシアです。男性型脱毛症の治療を行っている病院やクリニックでもポピュラーな治療薬ですが、フィンペシアとはどのような薬なのでしょうか。また、どちらを用いるのが効果的なのでしょうか。
プロペシアとフィンペシアはどんな薬?
そもそもフィナステリドは前立腺肥大症の薬として用いられていたということですが、その発毛効果に注目して男性型脱毛症の治療薬であるプロペシアが製造され、多くの国で男性型脱毛症の治療薬として用いられています。
プロペシアに関しては、国内での特許期間が切れたことから、後発医薬品(ジェネリック)がいろいろと販売されてきています。フィンペシアもプロペシアのジェネリックかというと、厳密にはそうではないようです。
フィンペシアは、インドの大手ジェネリック製薬会社であるシプラ社が開発している、フィナステリドを有効成分として含有する男性型脱毛症の治療薬です。ただ、正確に言うとジェネリックとしての要件を満たしていないそうです。
フィンペシアにはどのようなメリットがあるかというと、まず薬価が安いということが挙げられます。正規に病院やクリニックで処方される場合と比べると、1錠あたりにつき数分の1から10分の1程度の価格で購入することが可能となっています。
男性型脱毛症の治療は基本的に長い期間が必要とされるため、自然と治療費も高額になる傾向があります。そういった方にとって、フィンペシアは力強い味方となってくれているのです。
プロペシアとフィンペシアはどちらが効果が高い?

それでは、プロペシアとそのジェネリックである(便宜上こう説明させて頂きます)フィンペシアとでは、どちらが発毛効果が高いのでしょうか。これに関しては、いずれの商品も同じフィナステリドを有効成分として含んでいることから、にわかには甲乙が付けがたいと言わざるを得ません。
ただし、フィンペシアに関しては、正規の輸入ルートが確立されていないという問題があることから、入手するためには基本的に個人輸入や輸入代行店に頼ることとなります。そして、フィンペシアにはまがいものも出回っているという問題もあります。
効果の低いフィンペシアの偽物をつかまされたくないという方は、慎重に購入先を見極める必要がありますし、そのようなことが煩わしいという方は、そもそも病院やクリニックでプロペシアや国内で製造されているプロペシアのジェネリックを処方してもらうと良いでしょう。
フィナステリドとリアップの併用の効果は?
国内で発毛効果を認められているのは、フィナステリド、デュタステリド、そしてミノキシジルの3種類であること、そして、フィナステリドとデュタステリドは内服薬が、ミノキシジルは塗り薬が認められていることは記事の冒頭の方で述べた通りです。
リアップはミノキシジルを含有した第一類医薬品で、大正製薬から発売されています。コマーシャルなどでもよく見かけるのではないでしょうか。育毛剤と比べると発毛効果が高いというデータがあるようです。
そして、フィナステリドとミノキシジルは発毛に対するアプローチが異なることから、両剤を男性型脱毛症の治療に併用することはよくあるそうです。なぜなら、フィナステリドは抜け毛を予防し、ミノキシジルは血行を促進してくれるからです。
つまり、フィナステリドとリアップを併用することで、違った角度から抜け毛予防や発毛に対する効果が期待できるということなので、併用することで効果がアップすると言えそうです。
【まとめ】フィナステリドの男性型脱毛症への効果は?

以上、今回はフィナステリドの効果について、多角的に検証してきましたがいかがだったでしょうか。発毛効果があるとされるものにはいろいろありますが、フィナステリドにも一長一短があり、どれが最も優れているというのは結局のところ相対的な判断となります。
フィナステリドの効果は、基本的に男性ホルモンの分泌をコントロールして、抜け毛を予防することにありますが、実験の結果から、継続して用いることによって、半数以上に発毛効果が見られるということがデータとして現れています。
また、フィナステリドを配合したプロペシアに関しては、厚生労働省から医薬品として認可されていることからも、安全性という点で信頼が置けると言えます。ただ、薬であることには変わりありませんので、男性型脱毛症が気になり始めた人は、まず専門医に相談するようにして下さいね。
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