1型・2型5αリダクターゼの違いは⁉原因を抑制しAGAを治療する方法!
AGA治療で5αリダクターゼを抑制する治療薬には、2型のみに効く薬、1型・2型の両方に効く薬があるそうです。1型と2型で違いがあるのでしょうか。5αリダクターゼの1型と2型の違いと、5αリダクターゼを抑制するAGA治療方法について紹介します。
目次
AGAの原因?1型・2型5αリダクターゼの違いって?

AGA治療ではAGAの進行を止めるために、5αリダクターゼを抑制する薬が処方されます。5αリダクターゼは皮脂腺や毛乳頭などにある還元酵素であり、いくつかタイプがあります。治療薬でも2型の5αリダクターゼを抑制する治療薬と、1型・2型の5αリダクターゼを抑制する治療薬があるようです。
5αリダクターゼの1型と2型に違いがあるのでしょうか。5αリダクターゼの1型・2型どちらを抑制するかによって、AGA治療での効果にも違いがあるのでしょうか。これらの疑問を解決するとともに、AGAの原因と言われる5αリダクターゼを抑制するAGA治療法、またサプリや食品などで5αリダクターゼを抑制する方法についてもお伝えします。
育毛剤のチャップアップはAGAの原因と言われている5αリダクターゼを抑制することを目的とした下記成分が含まれています。
- オウゴンエキス
- チョウジエキス
- ヒオウギ抽出液
- ビワ葉エキス
- ボタンエキス
- シナノキエキス
- ヒキオコシエキス
- ジオウエキス
AGAの原因DHTを作るのは5αリダクターゼ!

男性ホルモンにはいくつかの種類がありますが、その9割以上をテストステロンという男性ホルモンが占めています。還元酵素の5αリダクターゼはテストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンに変換する働きがあります。DHTは男性型脱毛症(AGA)の原因になります。
テストステロンとジヒドロテストステロンの違い

テストステロンは男性らしい骨格や筋肉を作り、意欲、行動力、男性機能などへの良い作用があります。ジヒドロテストステロン(DHT)は薄毛、ヒゲや体毛を増やす、性欲減退、前立腺の肥大などの作用があります。
AGAの原因はジヒドロテストステロン!
AGAの発症はDHTが原因であることがわかっています。5αリダクターゼによってテストステロンから変換されたDHTが、毛根の毛乳頭にあるレセプターと結合することで髪のヘアサイクルの成長期を短くし、AGAを発症させます。5αリダクターゼの抑制がAGA治療の鍵を握ります。
AGAの原因?1型・2型5αリダクターゼの違いは?

AGAの原因となる還元酵素5αリダクターゼにはいくつかタイプがあり、1型、2型、3型があります。AGA治療薬には5αリダクターゼの2型に効くもの、1型・2型の両方に効くものがあります。(各成分とも3型の抑制もすると言われていますが、頭皮との関係は不明です。)今回はAGA治療と関わる5αリダクターゼ1型・2型の違いについて取り扱います。
1型・2型5αリダクターゼの分布する場所の違い
【永久保存版】薄毛の原因「5α-リダクターゼ」徹底解明!!【まとめ】 https://t.co/FuBTc1lT8p pic.twitter.com/mR7s7GZOGk
— 横浜の会社員@薄毛治療中 (@usuge_info04) 2017年1月18日
AGAの原因である5αリダクターゼは、1型と2型では分布する場所が異なります。
- 1型5αリダクターゼは主に全身の皮脂腺に存在します。皮脂腺は毛器官のある場所に必ずあり、毛穴近くに存在します。頭皮には1平方cmあたり約800個の皮脂腺があります。ニキビのできやすいおでこでも1平方cmあたり約400個なので、頭皮はかなり皮脂分泌がさかんなようです。
- 2型5αリダクターゼは主に毛乳頭に存在し、前頭部、頭頂部、前立腺などに存在します。毛乳頭は毛細血管から栄養を受け取り、毛母細胞へ栄養を受け渡して指令を出し、毛母細胞が分裂して髪が作られます。毛乳頭は髪の成長と大きく関わる細胞です。2型の方がよりAGAと関わっていそうです。
1型・2型5αリダクターゼの作用にも違いがある?
1型5αリダクターゼは皮脂腺に多いため、1型5αリダクターゼが多いと脂性肌になり、ニキビができやすいようです。2型αリダクターゼは毛乳頭に多く存在するため、髪が薄くなりヒゲや体毛が濃くなると言われています。1型・2型5αリダクターゼそのものの作用というより、1型・2型の分布場所によるDHTの作用の現れ方に違いが出てくるようです。
1型・2型5αリダクターゼを抑制するAGA治療薬

AGAの直接の原因はジヒドロテストステロン(DHT)ですが、そのDHTを作るのが5αリダクターゼです。5αリダクターゼの働きを抑制することが、AGAの進行を止める鍵となります。5αリダクターゼを抑制するAGA治療薬について確認してみましょう。
2型5αリダクターゼを抑制するAGA治療薬
2型5αリダクターゼを抑制する治療薬がプロペシア(有効成分フィナステリド)です。フィナステリドは元々前立腺肥大症の治療薬として開発されていましたが、2型5αリダクターゼを抑制することはAGAの進行も抑える働きがあることがわかり、後にAGA治療薬として開発されて世界初の飲むAGA治療薬としてプロペシアが販売されるようになりました。
1型・2型5αリダクターゼを抑制するAGA治療薬
薄毛が気になるあなたに朗報です!続きはブログでご紹介しています!
— ららぽーと横浜クリニック (@lala_clinic) 2017年5月19日
効果が高いとされるAGA治療薬~ザガーロ~-https://t.co/Qbo6YDwrcG pic.twitter.com/bGJL6HbGol
ザガーロ(有効成分デュタステリド)は5αリダクターゼの1型・2型どちらも抑制するAGA治療薬です。ちなみにザガーロZAGALLOの由来はZ(究極の)+AGAということです。プロペシアが錠剤に対し、ザガーロはカプセルになっています。
AGA治療薬プロペシアとザガーロの効果の違いは?

1型の5αリダクターゼも抑制するAGA治療薬ザガーロ(デュタステリド)には、同じAGA治療薬プロペシア(フィナステリド)の3倍の2型5αリダクターゼ抑制効果があるという試験結果があるそうです。またザガーロはプロペシアの1.6倍の発毛効果があるとも報告されています。
ただし1型も抑制するAGA治療薬ザガーロは副作用も強いと言われており、プロペシアよりも副作用の出現率が高いことが報告でわかっています。(プロペシアではAGA患者の臨床試験で調査症例276例中12例、ザガーロでは120例中14例の副作用)いずれも性欲減退、EDなどの報告が多いようです。
AGA治療薬には副作用がある
AGA治療薬はAGAに強い効果があることはお話させて頂きました。しかしそれと引き換えにプロペシア等に含まれるフィナステリドには副作用が起きる可能性があります。
具体的には下記になります。
- 性欲減退
- 勃起機能不全
- 精子数減少
- じん麻疹
- 食欲不振
- 全身倦怠感
- 肝機能障害
- 抑うつ症状
AGA治療では2型5αリダクターゼの抑制が重視

1型・2型の両方の5αリダクターゼを抑制するAGA治療薬ザガーロは、AGA治療で処方されることもありますが、2型の5αリダクターゼを抑制するAGA治療薬プロペシアより価格が高くなります。また1型よりも2型の5αリダクターゼを薬で抑制することが、頭頂部や生え際が薄いAGAの症状において改善効果が高いとされています。
AGA治療では2型の5αリダクターゼを抑制するプロペシアが主に使われているのが現状です。プロペシアの効果が感じられにくいときなど、ザガーロが処方されることがあります。
5αリダクターゼを抑制するAGA治療方法

AGA治療で5αリダクターゼを抑制する治療法には、治療薬と頭皮に直接注入する育毛メソセラピーがあります。AGA治療では治療薬の処方が一般的です。内服薬のAGA治療薬プロペシアやプロペシアのジェネリック(2型5αリダクターゼ阻害薬)が処方され、プロペシアが効かなければザガーロ(1型・2型5αリダクターゼ阻害薬)が処方されることがあります。
AGA治療の育毛メソセラピーでは、プロペシアの有効成分フィナステリドを直接頭皮に注入します。フィナステリド以外にも発毛効果のあるAGA治療薬のミノキシジル、成長因子、育毛に良い栄養素などが注入されます。
治療薬以外で1型・2型5αリダクターゼを抑制する方法は?

AGA治療薬以外にも、食品やサプリ、育毛剤などで1型・2型5αリダクターゼを抑制する成分があります。AGA治療薬のように強力な効果は期待できませんが、意識して摂取・使用することでAGA・薄毛の予防に期待できそうです。
1型・2型5αリダクターゼを食品で抑制する方法

5αリダクターゼを抑制するといわれている食品には、生牡蠣、レバー、しじみなどの亜鉛を含む食品、大豆や大豆製品などイソフラボンを含む食品などがあります。亜鉛は1型5αリダクターゼに効果があるとされています。また緑茶にも1型5αリダクターゼを抑制する作用があるそうです。
1型・2型5αリダクターゼをサプリで抑制する方法

5αリダクターゼを抑制するサプリには、ノコギリヤシサプリ、イソフラボンサプリ、亜鉛サプリ、アロエサプリ、d-リモネンサプリなどがあります。d-リモネンはミカンなど柑橘類の皮に含まれている成分です。ノコギリヤシエキスは1型・2型の両方を抑制するそうです。
亜鉛は1型の抑制に効くと言われていますが、5αリダクターゼを抑制するだけでなく摂取したタンパク質から髪(ケラチン)が合成するのをサポートする働きがあります。亜鉛サプリでジヒドロテストステロンを抑制する上、育毛を促進することが期待できます。どの成分を取ったらいいか迷うという人は、育毛サプリで摂取する方法もおすすめです。
1型・2型5αリダクターゼを育毛剤で抑制する方法
育毛剤『チャップアップ』をマニュアル通りに使ったみたレポート#育毛剤 #レポート #体験談 #チャップアップhttps://t.co/WYHZ5pEbEn pic.twitter.com/MWlH9j49mz
— ポストセブン lab. (@labnewspost7) 2017年6月30日
育毛剤に配合されている成分でオウゴンエキス、ヒオウギエキス、チョウジエキス、ビワ葉エキス、シナノキエキス、ヒキオコシエキス、ボタンエキス、ジオウエキス、キャピキシルなどは、5αリダクターゼを抑制する効果があるとされています。育毛剤によって成分がそれぞれ異なりますので、どの育毛剤にも上記のような成分が入っているとは限りません。
チャップアップ育毛剤だと上記の5αリダクターゼを抑制する成分がキャピキシル以外すべて配合されています。育毛剤を購入する際は、配合されている成分に注目してみると良いでしょう。
【まとめ】2型5αリダクターゼの抑制がAGA治療の基本!
AGAの直接の原因はジヒドロテストステロンですが、テストステロンをジヒドロテストステロンに変換するのが還元酵素5αリダクターゼです。5αリダクターゼには1型と2型があり、1型は全身の皮脂腺に、2型は前頭部、頭頂部の毛乳頭に多く分布するという違いがあります。
特にAGAと関わっているのは2型です。AGA進行防止には2型5αリダクターゼを抑制するAGA治療薬プロペシアが処方されます。プロペシアでの効果が感じられないときは、1型・2型を抑制するAGA治療薬ザガーロが処方されることがあります。
1型・2型の5αリダクターゼを抑制する成分の入った食品、サプリや育毛剤もあります。治療薬ほどの強い作用はありませんが、各種意識して取り入れることでAGA・薄毛予防に期待できそうです。
治療薬の副作用が恐い方は育毛剤がおすすめ
上記の記事にありました「5αリダクターゼを抑制する成分の入った育毛剤」がチャップアップになります。チャップアップには他にも頭皮を改善する成分や血行を促進する成分も入っており、無添加・無香料なので治療薬のような副作用がなく、AGA改善の初歩としておすすめの育毛剤になります。